浅茅生の〜


 39番・参議等(源等)さん。


  浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど
     あまりてなどか 人の恋しき


 これは簡単です。頭文字が「あおによし」。奈良に掛かる枕詞です。なーんてことはない。ツマンネーです。
 
 ところが……、

 昨日「源氏」を深読みしておりましたら、ハッときまして。「あおによし」の有名な歌といえば、

  あをによし  ならのみやこは  咲く花の
       にほふがごとく  今盛りなり

 誰の歌かというと、小野老(おののおゆ)。

  
以下の同音を消します。

 あさふの おののしのはら しのぶ
     あまりなどか ひとのこひし


 あをにし  ならのみやこは  さくはなの
     ふがごとく  いまさかりなり

残ったのは

  ぢれてき よみやほい


 上手いのは、「ぢれてき」の「き」ですね。「棄」だから、全部消えます。

 のこるのは「よみやほい」

 「よみや」=「闇夜」の反対で「月夜」

 月夜というのは「仄(ほの)明るい」

 もうお分かりですね。


  ほのほい=小野老



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by ukiyo-wasure | 2017-05-21 13:36 | 詩・文芸 | Comments(0)
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