苫という字は 苦しい字に似てるわ

 
 1番・天智天皇さん。


  秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ
      わが衣手は 露にぬれつつ


 田んぼの中の掘っ建て小屋で露に濡れる。…ような体験を天皇がするわけないのでございます。実景や実体験でないとしたら、選ばれた理由は「上手い!」ってことでしょう。定家先生は「幽玄体」の例として褒めているようです。

 天皇はなぜか「天東南西北」を詠み込んでいるのが多いのね。冒頭の「秋=西」や「衣手=墨=北」で、これもそうかなとアタリをつけました。

 
 秋の田の    秋=西
 仮庵の庵の   庵は下ですから「カ」で夏=南
 苫をあらみ   苦の字に足りないので「くだらない」
         つまり「昇る」で
 わが衣手は   衣=墨=
 露にぬれつつ  露=玉。玉を持つ青龍=


 いかがでございましょう。

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by ukiyo-wasure | 2017-05-08 21:08 | 詩・文芸 | Comments(0)
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