高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ 遠山桜ですね。だから、外山(人里近くの山)の霞よ立たないでくれ。 匡ちゃんは心配性ですね。毎日のように霧が発生するところに住んでいるのでしょうか。今を楽しめないご性分のようで……。 基本中の基本、頭文字を読むとね 高砂の コ 尾の上の桜 ヒ 咲きにけり サ 外山の霞 ガ 立たずもあらなむ リ 「恋盛り」「御意くだり」と読めます。が、そんなんじゃあ、全然面白くありません。「さすが!!」があればこそ、定家先生の「この一首」なのでございます。 詐欺師の見抜き方として、ビシッときめた服装をしてはいるけれども、ズボンのスソからチラ見えした靴下がビミョーな色だったりするというのがあります。 この歌では「高砂の尾の上の」がソレ。高砂って何?なのです。中学生用の解説では「砂が高く積もったところから、山の意」だそうです。納得できません。ここは具体的に地名を出すべきでしょう、吉野とか。 「高砂」とくれば「住の江」と対で「相生の松」があります。松といえば緑つまり青です。ここで「もしかして!」と閃きました。 高砂の 松=青=東 尾の上の 高砂の尾=ゴ=五。 五の上で六。ムツ=陸奥=北 桜咲きにけり 陸奥の桜は夏に咲くので=南 外山の霞 霞は白=西 立たずもあらなむ 気象で「立つ」の反対は「降る」 降る=雨=天 おなじみの「天東南西北」です。 いかがでございましょう。 注:東南西北=春夏秋冬=青赤白黒
by ukiyo-wasure
| 2017-05-07 13:44
| 詩・文芸
|
Comments(0)
|
カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 外部リンク
最新の記事
最新のコメント
検索
タグ
北斎(272)
村上春樹(253) 其角(252) 百人一首(243) 百田尚樹さん(221) 百田先生「きまぐれライブ」(216) 山頭火(210) 幻庵(164) 三島由紀夫(157) 乳母が絵解き(139) YouTube「新版・日本国紀」(133) 志ん生師匠(133) 源氏物語(129) 枕草子(127) 古今亭志ん生(120) 掌の小説(117) ねじまき鳥クロニクル(114) 深沢七郎(110) 枕詞(106) 奥の細道(104) ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||