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鬼語とは

 谷崎に「白昼鬼語」という小説があります。「鬼語」は辞書に載っていません。じゃあ彼の造語かというと、露伴に「鬼語」という随筆のような短い作品があるのです。明治時代で漢文方面の人ですから、難しい言い回しで半分くらいしか理解できませんが、一言でいうと、詩人の心構えです(たぶん)。今の世に受け入れられずとも、自分を信じて進め!そんな感じ。…だと思う。偉いなあと感心したのですが「鬼語」の意味の方はサッパリ。そしたらね、ネット上で発見したのです。
 興味のある方は「鬼語と誹諧」で検索してみてください。この先生、凄いなあ。露伴の「鬼語」で言っていることは本当ですね、本物は深山の中にいる。自己顕示や金銭のためにマスコミに登場したりしないのですね。ビックリしました。

by ukiyo-wasure | 2016-12-27 16:02 | 言葉 | Comments(0)
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