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大昔の箸は一本だった

 骨董の本を読んでいたら、お椀の話の余談に箸の話が。へーっ!となりましたので引用します。

 “死んだときに一膳飯で箸を突っ立てて弔うというのも、箸が一本だから面白いですね。昔の箸は長い一本の箸だった。端と端があるからハシ。箸の語源はこれからくるんで、だから一本でなければいけない。伊勢神宮だって、宮中のだって一本箸ですよ。食べるとき、きゅっと曲げて……死んだ人の箸はそれなんです。あれも古代の習慣だから、箸も古代の箸。”

 長い一本の箸を真ん中から曲げて、つまりトング、割り箸とは逆の発想ですね。材質はヤナギ?竹?パッと放した途端に汁がピシャッとかなりませんかね。

by ukiyo-wasure | 2016-09-15 23:51 | 歴史 | Comments(0)
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