葉山嘉樹の全集が届いたので、箱から出しながらペラペラしていたら、月報に中井正晃氏がすごいことを書いていて、その場で読んでしまった。
中井氏はどうやら葉山担当の編集者らしい。 葉山の原稿はペン書きなのだが、訂正がまったくない美しいものだったというのだ。それで本人に「最近の若い作家は訂正の書込みがゴチャゴチャしていて、非常に読みにくい。葉山先生のように“きちんと清書”して欲しい」というようなことを言ったら、葉山の表情、一天俄にかき曇り「清書とはなんだ!俺は下書きなどしていない。頭の中ですべて完成させてから原稿用紙に向かう。自分の書いたものを暗唱できない作家は偽物だ!」と怒られたという。 中井氏、そんなことがはたしてできるのか?と疑問を持った。絶対に下書きしているはずだ。と、葉山と親しい人たちから聞き込みをするが、「自作を暗唱した」とか「同じことを言われた」とかばかり。 証拠をつかんでやるぞと、葉山の目を盗んで紙くずかごやら家の裏口やらを「取り憑かれたように」一ヶ月も捜索する。 そんなある日、裏口から入ろうとすると女のうめき声。押し入れに奥さんが縛られて閉じ込められている。彼女を解放し、葉山がいるはずの二階へ。シンとしている。足音をしのばせて上って行くと、ハッと息を飲んだ。 夏でもない時期、褌一丁で四つん這いの葉山がいたのだ。中井氏は『脳梅毒』だと直感しうろたえる。見ていると、葉山は犬のように部屋の隅に歩いて行って片足を上げてオシッコをする仕草をした。そこで別の激しいショックを受ける。 「犬を描こうとするがどうも上手くいかない」という葉山の言葉を思い出したからだ。 結局「下書き」の証拠は見つからなかったらしい。 うーん、まだ全然読んでいませんが、「創作メモ」らしきものも載っているから、中井さん、からかわれたのかもね。 最初の問題盤面は11月12日に。 「連番禁止ナンプレ」の解説 「連番禁止ナンプレ」のルールは、スタンダードなナンプレと同じように1〜9までを一つずつ入れますが、さらに上下左右に連続する数字はNG! 2・3や7・8はダメ! 1・9はOKです。 コレを解かずしてナンプレを語るなかれ。どのパズル誌にも載っていない「連番禁止ナンプレ」。なか見検索できます↓ http://www.amazon.co.jp/dp4905295068/ 生活情報誌“ちゃんと”のホームページで「連番禁止ナンプレ」を紹介しています。パズルファンの方はお訪ねください。↓ http://chanto.biz/number-place/number-place.html マグナム・ハートのパズルコーナーあります。「魚沼よみうり」↓ http://www.uoyomi.jp/
by ukiyo-wasure
| 2012-11-23 15:32
| 詩・文芸
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