「清水次郎長伝」に沓掛時次郎が出てくる。二度。時次郎は長谷川伸の小説の人。何度か映画になっているらしいが私は雷蔵のしか見ていない。「次郎長」でもやっぱり旅人(たびにん)でかなりカッコいい役だ。サッと登場して、長居は無用とばかりに消えて行く。
肩に両掛け 長ドス腰に 年の頃なら 三十一二 粋な刷毛さき 五分月代(さかやき)で 色が黒くて 目つきが凄く 頬には青い 髭のあと 片手に持った 三度笠 兎の毛で突いた 隙もない 見るからいなせな 男ぶり この旅人は 誰あろう きのう追分 明日は越後 風にまかせて 旅から旅へ ところさだめぬ 渡り鳥 信州沓掛 時次郎 と、虎造の名調子。 これは「ワンピース」に「悟空」が出てくるようなものでしょう!
by ukiyo-wasure
| 2011-11-20 00:02
| 浪曲
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