開高健「裸の王様」気になる


第38回芥川賞の作品です。

代筆とか、そういう人聞きの悪い話ではありません。

三島の「煙草」をスモーキング=横綱と解釈したでしょ。

そしたら「裸の王様」も横綱って読めるじゃん!

となった。

で、以下をチェック。
https://ja.wikipedia.org/wiki/裸の王様_(小説)


裸の王様が和風になって、裸の大名

つまり、褌にチョンマゲ

まるで力士。発想の源がそっくり。


三島「煙草」について。
https://tamegoro.exblog.jp/28327474/

太郎というひ弱な子が、三島の少年時代を思わせるし、

「空が落ちてくる」は「酸模」にあった表現。


最後に、顔に三つ黒子がある男が出て来るけど、黒子三つといえば「春の雪」


偶然かなあ。

文学賞を「絵画コンクール」に置き換えた皮肉のようにも読めました。



*追記

もうちょっと深読みすると、三島13歳の「酸模」に、誰もつっこまない異常さかな。
子どもの教育に関わって来た人なら「ありえへーん」と思わないのかと。

いやいや、思っているクセに云わない、評論家の先生たちへのキツいイヤミか。

開高健は「煙草」その他、裏の意味が読めたと思われます。




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# by ukiyo-wasure | 2018-05-25 13:41 | 詩・文芸 | Comments(0)

三島「憂国」メッタ斬り!


昭和36年、36歳、代表作です。

だから、読んでみました。

これぞ三島!と納得するために。

「風流夢譚」と同じ雑誌に掲載されました。


昔、映画の方をDVDで見ました。超グロで悪趣味。


ウィキに「好きなように読んでいい」と本人の弁がありますので、心置きなく勝手に解釈させていただきます。


ストーリー等、詳しくはこちら。
https://ja.wikipedia.org/wiki/憂国


まさかの「源氏アイテム」に「憂国」よ、お前もか!!

たとえば置物。

ワザとらしく、

「小さな陶器の犬や兎や栗鼠や熊や狐」

犬=狼。栗鼠=鼠。他はそのまま。

ご理解いただけないと思いますが、「裏源氏」を知っているとピンと来るのです。

スカシ、来てる来てる……てな感じ。

新婦の白い指先を「夕顔」の蕾にたとえたり。



「憂国」という題が、まず超怪しい。

これは、何かをカムフラージュしている怪しさ。


「憂国」=夕刻。逢う魔が時。

「源氏アイテム」の一つに「天邪鬼」があります。


「天邪鬼」の話はいろいろありますが「瓜子姫」がおなじみ。

天邪鬼が瓜子姫を食べちゃって、その皮をかぶって、お嫁に行く話もあるらしい。


「憂国」=うれ・こく=瓜子食う



そうゆう視点で読むと、けっこう当てはまるのです。


二人の中に鬼が入っていると仮定


肉体と魂が別々。



意味深な表現も散見。


戸があくより早く、カーキいろの外套に包まれた中尉の體が、雪の泥濘に重い長靴を踏み入れて、玄関の三和土に立った。


魔法使いか?!



「お食事は?」

 この言葉は実に平淡に家庭的に発せられ、中尉は危ふく錯覚に陥らうとした。


鬼の意識が顔を出し「人食い」を思った?


自分がこの世で見る最後の人の顔、最後の女の顔である。


二人とも鬼で、美しい人間の肉体を借りているからね。



あの喜びは最終のものであり、二度とこの身には返っては来ない。が、思うのに、これからいかに長生きしても、あれほどの歓喜に到達することが二度とないことはほぼ確実で、その思ひは二人とも同じである。


肉体は死ぬ。鬼としては生き続ける。が、これほど美しい肉体に宿ることは不可能だろうってことかと。



自分は今戦場の姿を妻に見せるのだ。



戦場=修羅場。修羅(阿修羅)は鬼



「最後の営み」=最後の人並み


「お供をする」=桃太郎を連想



最後、妻が冷静沈着すぎて、リアリティないし。


二人とも、他者の肉体だから、自刃の場面で最後まで意識ハッキリしているのでしょう。


以上、勝手な感想でした。



*追記

気になった点があります。

切腹のときは正座のイメージなのに、主人公は「あぐら」。

「あぐら」の表記は、風呂に入っているときにもあります。

違和感ありました。

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# by ukiyo-wasure | 2018-05-24 21:37 | 詩・文芸 | Comments(0)

三島「菖蒲前」に絶句!!!



昭和20年、20歳の作品。「あやめのまえ」と読みます。

『現代』に発表後、どこにも収録なし。全集のみということですね。


鵺退治で有名な源頼政と、ご褒美に賜った美女、菖蒲前のお話。

「いずれ菖蒲か杜若」のアレでございます。


花の精のような美女たちが出て来て、心変わりがどーたらこーたら。

「序」「破の一段」「破の二段」「破の三段」「急」の五章に分かれている。


もうね、ストーリーはどうでもいいの。


ラストがポイント。

頼政が目覚めると、腕の中にいるはずの菖蒲前がいない!

引用します。

頼政は叫びをあげて立ちあがらうした。目はあたりを落ち着きなく見回し、口は菖蒲前の名を呼ぼうとした。その時だった。頼政の腕に凭れかかっていたものが身動きと共に辷りおちて音もなく臥床の上に横たはった。不吉な思ひに責められながら、頼政はそっと、横たはれるものを手に取った。それはあでやかな紫の花が緑濃い葉に守られてうなだれている一本(ひともと)の菖蒲草であった。






 段五の絶句!=端午の節句




誰が書いたんだーっ。


感動しました。終戦の年ですよ。


私の中で、三島の存在自体がフィクション化しつつあります。



*「橋づくし」もコレも、落語でゆうと「考えオチ」ですよね。

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# by ukiyo-wasure | 2018-05-24 11:18 | 詩・文芸 | Comments(0)

三島「橋づくし」ダジャレでしょ


跳んで昭和31年、つまり31歳の作品。

いくらなんでも、このあたりは自作間違いないでしょう。

と、タイトルに興味あってウィキをチェック。

それだけで「ギャグ」だと解りましたが、一応図書館で読みました。

やっぱ「ダジャレ」ですね。


満佐子、小弓、かな子の三人の若い女性が「七つの橋を渡って願掛け」に行く。

東北から出て来たばかりの、満佐子の家の女中「みな」がお供する。

それぞれ、恋愛やお金などの願い事がある。

口をきいたらリタイアというルールで、途中、二人が離脱し、満佐子と女中の「みな」が残る。

そこに警官が来て職務質問

「みな」が満佐子を残して逃走。



引用します。

家へかえった満佐子が泣いて訴えたので、母親はわけもわからずにみなを叱った。
「一体おまえは何を願ったのだい」
さうきいても、みなはにやにや笑ふばかりで答えない。


この後、満佐子にいいことがあって機嫌を直し、ふたたびみな「何を願ったか」尋ねるが薄笑いを浮かべるだけ。



「みな」の願いは何か。



「自分の幸福」=「皆(みな)の幸福」


……ちゃんちゃん。


おかげで満佐子にもご利益があったってこと。


ご確認ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/橋づくし


こうゆうセンスが三島にあったかと驚きです。

「三島事件」と違和感ありすぎ。



*タイトルの意味は「孝(きょう)尽くし」?
主人に尽くすのは「忠」かと思ったら「孝一致」という考え方もあるようです。よく解りません。

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# by ukiyo-wasure | 2018-05-23 15:47 | 詩・文芸 | Comments(0)

三島「煙草」はアヘン?大麻?


21歳の作品です。


一読すると、三島のゲイのイメージもあるのか、ちょっと不良っぽい体育会系上級生とのホモセクシュアルな関係を匂わす小説と読める。


でも違うんです。


よーく読むと、学校の裏の方で、先輩からすすめられて吸った「初めての煙草」が曲者。

臭いを過度に気にし、罪悪感ハンパない描写。

たかが煙草でこれはない。

もう一度読み直すと、ははん、タダの煙草じゃないなって解る。

吸った後の様子もオカシイ。

当時のことはよく解りませんが、煙草に混ぜて吸うのはアヘン系か大麻みたいなものでしょう。


主人公は、この「煙草体験」によって、その後の人生が狂ったもよう。

禁断の、危険な快楽を覚えた。

「岬にての物語」と同じテーマ。



この作品に関するブログを読むと、「お稚児さん」という言葉でコロッと「先入観」のワナにハマった人の何と多いこと。


このスタイルは、何度も書きますが谷崎や深沢。

21歳でこれが書けたなら、三島は天才だと思います。


興味のある方、ご検証ください。




*追記

正解は大麻でしょう。

授業で席を取る場面=席取り=関取

煙草=スモーキング=相撲キング=横綱

しめ縄には「大麻」を使います(現在は不明)。



「春の雪」三十五章に、学習院では煙草が禁止だけど、隠れて吸っていたという場面が登場します。

煙草は隠語で「曲げ」だって!

笑わしてくれますね!!! 力士の「曲げ」ってことでしょ。

「春の雪」自体、誰かの代筆かと思ってしまう。





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# by ukiyo-wasure | 2018-05-23 09:57 | 詩・文芸 | Comments(0)