「童謡」に「私、口を開けて眠る?」というシーンがあって、ははん、「眠り癖」も谷崎の代作かと思いました。 これは、ちと、ややこしいので、よーく聞いて(読んで)ね。 カップルがいて、若い頃の回想。 寝るときに、離れないよう、腕枕をしたり、女性が髪の毛を相手の腕や首に巻き付けていたが、眠ると力が抜けて離れている。 そんな過去があったけど、今では、意識せずとも、相手の身体に触れて寝るのが「癖」になっている。 そんな、きわめて、とりとめもない話。 これも、国語の読解問題に出しちゃマズイ系ですね。 「眠り癖」というタイトルが、ものすごーくアヤシい。 皆様、「眠り」とくれば、何が続きますか。 眠り姫? 眠狂四郎? ここはやっぱ「眠り猫」でしょう。 癖=へき=「いろは歌」の「ほへと」の「へ棄」で 「ほと」が残る=音 音=ネ 眠り癖=眠りネ=「眠りネコ」の「コ」がない 「コ」がない=落コ=ラッコ(海獺) たしかに、ラッコは海草を巻き付けたり、仲良く手をつないで眠ります。回想を海草にかけている? Google画像で見てね。カワイイなあ、手つなぎネンネ。 しかーし、小説の方は人間ですから、ちょっと納得いかない。 もう一歩、深く、読み込まないとダメでしょう。 獺の字ですが、一文字でカワウソと読む。 川獺もカワウソと読む。 だ・か・ら、獺=ウソ。 ホラホラ、来てまーす。 前に「海」という作品が「シ毎」=終いでした。 シ毎=仕舞と読めば、首尾の意味。 首尾とは終始(全部)ってことで、つまり 眠り癖=ぜーんぶウソぴょーん! 潤文学って、カッコいいなあ。
by ukiyo-wasure
| 2018-03-26 11:23
| 詩・文芸
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