今ふたたび「1Q84」が気になっています。 深沢の全小説と各章が一致していました。 解読してモヤモヤと残ったのが、「ふかえり」と天吾、編集者(名前忘れた)が、文学賞を目指すという部分です。 これが「太陽の季節」のイメージだった。 まったくの想像&創造ですが、 戦前から戦後の文壇は、「盆栽老人とその周辺」の独裁のような状態ではなかったかと思う。 深沢も下積みの期間が長かったと思われます。 「楢山」以前の作品、たとえば「ポルカ」など、ものすごく上手い。他の人にはちょっと書けないと思います。 しかーし、付いている先生がどうも信用できなくなっていた。 新人を集めて、いいように利用している感じ。 太宰のことなどもありますし。 深沢は、自分の作品を誰か別の人に読んでみて欲しいと思っていた。 ここで石原慎太郎さんと出会う。 石原さんの名前を借りて「一橋文芸」に載せてもらった。 これが褒められた。 石原さんも、ジジイが仕切っている文壇を何とかしろよと思っていた。 たまたま、同じ思いの編集者がいた。 三人で相談して「太陽の季節」を書いた。 これが芥川賞。川端康成は最後まで反対だったみたいですね。 「太陽の季節」がヒット、映画もヒット。 ここで「盆栽」派も、深沢を日陰者にして置くことができなくなった。 本人が欲しくないのに、中央公論賞を無理矢理とらせる。 口止め料みたいなもの? 石原さんと深沢は、文壇の古狸どもに「ざまあみろ」。 そうなると、三島由紀夫の立場はどうなるのか。 「盆栽老人とその周辺」では、ガソリンスタンドの若旦那とかぶります。 以上、妄想でした。
by ukiyo-wasure
| 2018-03-02 00:55
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