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アドレセンスとは


 アドレセンスという言葉。村上春樹さんの「ノルウェイの森」で出会って、辞書で引いた人も多いと思います。

 私もその一人。「青春」という意味だそうで。

 「ノルウェイの森」も、「1Q84」同様、何について書いてあるか、仮説は立っています。タイトルでピンと来ました。

 しかし、「1Q84」と違い、一対一対応ではありません。全体にバラバラに入っています。核心なのか、つなぎなのか判断に苦しむのです。

 全部解けたら、何らかの形で発表します。


 そうそう、アドレセンスでした。


 この言葉が出て来るのは(上)の第四章です。

 大学のキャンパスの風景です。ヒントの文章があります。引用します。


 一人は赤ん坊でも抱くみたいに大事そうにテニス・ラケットを胸に抱え〜

 この文章と「青春」と、私の仮説を合わせると、ピカソの「青の時代」が導き出されます。「青の時代」の作品に「赤ん坊を抱いている絵」があるからです。
アドレセンスとは_b0230759_01145181.jpg

 ピカソは「スペイン」を導き出します。

 こんな風に、言葉たちが巧妙に変装をしているのが村上文学。

 文学というより、パズルや暗号に近いですね。

 一番厄介で、解った時に嬉しいのが「空耳系」です。

「1Q84」における、

 イグアノドン=伊賀のドン=服部半蔵みたいな。

 



 

by ukiyo-wasure | 2017-09-22 01:16 | 詩・文芸 | Comments(0)
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