「1Q84」の各章は、深沢七郎の各小説と一致している。 この仮説のもとに、読んでいます。 BOOK3 第16章。 深沢の「お燈明の姉妹」です。 お燈明はチョウチン。雷門のあの提灯です。松下幸之助氏が寄贈しました。 お燈明=浅草寺。「戦争の始末」ということで、戦後に流行ったものがいろいろと出てきます。あくまでも深読みでね。 「1Q84」の方。 牛河の描写です。 ベージュのニット帽は彼の大きな頭の上で、キノコの傘のように広がっていた。緑色のマフラーはその下にとぐろを巻いている大蛇のように見えた。 ウィキから拝借した写真。なるほど「緑のマフラー」。 牛河の風貌は、この章のためだったとも思えてきます。
その丸くいびつな身体を床の上で動かし、筋肉をできるだけほぐした。 「深沢」の方は「細雪」や「アトム」や「君の名は」などが出てきます。こちらはその後の流行ものも入っています。 夕焼けのある瞬間、神秘的な色合いを持つ光が、人の心中に特殊な記憶を呼び起こすのと同じように。 「夕やけニャンニャン」 まるで珍しい異国の蝶々を眺めているみたいだ。 天地真理の「バタフライ」 ふたつの壁のあいだに挟まれて身動きがとれなくなった人のように 義理が重たい、男の世界〜♪ 彼の胸を一直線に刺し貫いていた。 「柔道一直線」 できることならウィスキーをグラスになみなみと注いで、そのまま一口で飲み干したかった。 「イッキ飲み」が流行ったのが1980年 あなたはあくまでしらを切ろうと テレビ番組「それは秘密です」 それはわたくしです。 テレビ番組「それは私です」 「あご女」=「あご」=「あ下」=朝。モーニング娘。 「きつね」は、「源氏」ネタで「蛍」。「北の国から」か。 ほかにも意味深な言い回しがたくさんありますから、いろいろ入っていそうです。本を持っている人は捜してみては。
by ukiyo-wasure
| 2017-09-13 18:11
| 詩・文芸
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