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道灌に同感


 落語の「道灌」ですが。あの、雨具を所望したのに、貧しいお宅のお嬢さんが、山吹の枝を差し出すやつ。

 道灌は「???」ですが、一緒にいた家来が超偉い。「実の一つだになきぞ悲しき」で雨具のミノさえありません。という意味だと、瞬時に理解するのです。

 道灌はこのことに恥じ入り、歌道のお勉強に励むのです。

 と、いうのは落語の導入部ですがね。


 谷崎の「細雪」がきっかけで、この歳になって和歌……といっても「裏歌道」とでもいいましょうか。目覚めました。目覚めたといってもまだ半年ですが。「山吹」とくればミノとくる。この感覚、解るなあ。


「村上かるた」も和歌みたいなものですから、今日も一首(?)、解かせていただきます。


  お嬢さん、素敵な虫垂ですね


 ハルキストの皆さま、どうお読みでしょうか。私は、


  お嬢さん、素敵なクチナシですね


 「むしず」が走るは「虫唾」とも書きます。だからクチナシ。



 私も作ってみますね。


  お嬢さん、素敵な股ですね


 何の花でしょう。歌道に明るい皆さまなら簡単ですね。

 

by ukiyo-wasure | 2017-07-14 02:13 | 詩・文芸 | Comments(0)
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