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花の色はうつりにけりな〜何に?

 
 クロスワードのカギ風なタイトルです。


  花の色は うつりにけりな いたづらに
     わが身世にふる ながめせしまに


 小野小町の有名な歌。百人一首の9番でございます。

 この句については、定説の解釈に異議はありません。ただし、さすが定家先生の眼鏡にかなっただけのテクニックを使っている。

 ポイントは「うつりにけりな」

 昨日「源氏」を読んでいて、やっぱり「いたづらに」が出て来ました。式部姐さんは、こうゆうのを「板面」のこととして表現したりもするから厄介なのです。
 だからね、この歌の状況全体を眺めた場合、


 ははん、鏡を見ているんだな。


 と、なりますよね。そうなってくると「うつる」は「映る」になる。「板面」が鏡ね。
 インチキだと思っているでしょ。証明行きます。


 
 わが身=我が身=かがみ
 

 ほーら「鏡」でしょ。





*訂正しました。2020.2.21

小野小町「花の色は」の花は紫陽花!!
 

by ukiyo-wasure | 2017-04-07 16:01 | 詩・文芸 | Comments(0)
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