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偽物にもほどがある

 日本の画家で今んとこ一番好きなのは「熊谷守一」でして。どういう絵かというと、
偽物にもほどがある_b0230759_15552468.jpgウチにあるリトグラフです。
 大変シンプルな線で描いている。キース・ヘリングとかピカソとか棟方志功とかいう方々同様「オイラでも描けるし」系。だから偽物も多いんですね。
 昨日ヤフーオークションを見ておりましたら、タイトル〜のようなモノを発見。いえ、棟方もですが常時あるので驚きません。もう笑っちゃいます。「模写」として出すのも恥ずかしい代物。たぶん本物を見ていないし、熊谷守一を知らないのだろうね。第一、原画の油彩はどこかの美術館にしかないでしょうし、オークションに出ること自体ありえない。
 まず原画の油彩は決まったサイズの板に描いている。キャンバスじゃない。赤い輪郭線は、油絵具を掻き取った線を赤鉛筆でなぞっている。つまり輪郭線は凹んでいる。絵具で塗りつぶされている面は、それはそれは筆跡も几帳面に同方向に平らに塗られている。クマガイモリカズというサインも引っ掻き。最低でもこれくらいはマネないとアカンでしょう!
 と、ここまで書いて、待てよ。ワザとかな?と思ったりして。で、偽物だとつっこまれたら、

 「熊谷守一の作品です。まちがいありません!…勲章を辞退した画家?いや違います。ワタクシの親戚でね。定年後の趣味で油彩をはじめまして。旧姓田中守一が熊谷家に婿養子に行きまして」

 なんて言うつもりかな。
 でも、こういう「いかがわしい」ものがあるところがヤフーオークションの面白さ。実用的なものは楽天で、趣味の物はヤフー。骨董市の雰囲気が味わえますからね。

 以前、神社の骨董市にエミール・ガレの花瓶が出ていて。お客さんと店主が言い争いをしているのを目撃。当然真贋についてです。いやいや真贋以前に、カギ付きのガラスケースに入れて置くような物を、戸板一枚横にして〜♪飴菓子ならぬエミール・ガレを売るとはねぇ。だから骨董市は面白いのですけど。落語の世界ですよ。それをそのままネットオークションに持ち込んで「騙される方が勉強不足」が通用するかっていうと、通用しない。一歩間違えば詐欺。その綱渡りを見るというのも、また楽しからずや。
 



「連番禁止ナンプレ」の解説
 ここからはまたサクサク。
 「連番禁止ナンプレ」のルールは、スタンダードなナンプレと同じように1〜9までを一つずつ入れますが、さらに上下左右に連続する数字はNG! 2・3や7・8はダメ! 1・9はOKです。最初の問題盤面は5月12日に。

偽物にもほどがある_b0230759_1553393.jpg



 
ようこそ、論理の森へ。どのパズル誌にも載っていない「連番禁止ナンプレ」。なか見検索できます↓

http://www.amazon.co.jp/dp4905295068/


 生活情報誌“ちゃんと”のホームページで「連番禁止ナンプレ」を紹介しています。パズルファンの方はお訪ねください。↓
http://chanto.biz/number-place/number-place.html

 マグナム・ハートのパズルコーナーあります。「魚沼よみうり」
http://www.uoyomi.jp/

by ukiyo-wasure | 2012-05-22 16:38 | 美術 | Comments(1)
Commented by もにか at 2012-05-23 16:58 x
マグナム・ハートさん、私のブログにいらしてくださってありがとう。最近放置状態だったので、コメントを頂いたのを知りませんでした。またよければお越しくださいませ。
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